むち打ち症の種類と症状
2016/08/20
頸椎捻挫型
頸椎の周りの筋肉や靭帯などの、軟部組織の損傷で最も多くみられ、むち打ち症全体の70%~80%を占めているとされています。首の後ろや肩の痛みは、首を伸ばすと強くなります。また、首や肩の動きが制限されることもあります。
根症状型
頸椎の並びに歪みが出来ると、神経が圧迫されて症状が出ます。首の痛みのほか、腕の痛みやしびれ、だるさ、後頭部の痛み、顔面痛などが現れます。
これらの症状は、咳やくしゃみをしたり、首を横に曲げたり、回したり、首や肩を一定方向に引っ張ったりした時に強まります。
バレ・リュー症状型
後部港交感神経症候群ともいいます。頸椎に沿ってはしっている頸骨動脈の血流が低下し、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などの症状が現れると考えられています。
脊髄症状型
頸椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されて、下肢の痺れや知覚異常が起こり、歩行障害が現れるようになります。
また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくくなるケースもあります。
脳脊髄液減少症
一時的に髄液圧が急上昇し、その圧が下方に伝わって腰椎の神経根に最も強い圧がかかりクモ膜が裂けると考えられています。脳脊髄液減少症の症状はきわめて多彩で、いわゆる不定愁訴がそれに相当します。初期には頭痛が特徴的です。
また、これらの症状には天候に左右されるという特徴がみられます。ことに気圧の変化に応じて症状が変化します。
せき接骨院
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